京都府が独自に単純所持規制を検討
京都府は13日、児童の性的な画像や動画を有害サイトなどからダウンロードし、所持することを禁じるなど、児童ポルノに対する規制の条例化に乗り出すことを決めた。近く有識者による検討会議を発足させ、来年度中の条例制定を目指す。児童ポルノに特化した条例が実現すれば全国初。
検討会は法律家や教育関係者、インターネット接続業者らで構成。現行の児童買春・児童ポルノ禁止法では規制対象が販売目的の所持などに限られていることから、それ以外の「単純所持」について規制することを念頭に、具体的な内容や範囲を検討する。
このほか、児童ポルノのまん延防止に必要なインターネット業者らの協力、被害児童の保護・ケアについても具体案をまとめる。
山田啓二知事は同日の記者会見で「現状では被害児童の人権が到底守られているとは言えない。ネットを中心に無法地帯になっており、被害者が拡大するのを防がないといけない」と話した。
(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010081301000761.html
児童ポルノ規制条例へ 府、8月下旬に検討会議
京都府は13日、児童ポルノの閲覧や入手を規制する条例の検討会議を今月下旬に設置し、年内をめどに検討結果をまとめる方針を明らかにした。早ければ来年6月府議会に条例案の提案を目指す。
条例は、現状では回収困難なインターネット上の児童ポルノの閲覧や入手を防止し、児童ポルノ被害者の人権を保護するのが目的。山田啓二知事が4月の知事選公約で「日本で一番厳しい条例にする」と掲げていた。
検討会議は、刑法や人権が専門の学識者や教育関係者、インターネット接続事業者ら13人で構成。児童ポルノの所持禁止など規制範囲のほか、通信事業者や府民の責務、児童ポルノ被害者の保護やケアについて検討し、条例案に盛り込む。
山田知事はこの日の定例会見で「所持や頒布の問題においても踏み込んだことができないか、法的な問題も踏まえながら検討してもらいたい」と話した。
(京都新聞)
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20100813000130
共同通信および京都新聞の記事から。京都府が単純所持規制を導入するそうです。
当初、「日本で一番厳しい条例」と言っても、どう厳しいのかわかりませんでした。
そのため、単純所持規制や創作物規制が盛り込まれるのではないかと懸念されてきましたが、
単純所持規制は行なわれるようですね…
といっても、今月下旬に検討会議を設置し、年内に検討結果をまとめるというのは、
東京都に比べても速いように思われます。
おそらく、規制範囲や罰則はどうするか、などといったことは今後決めていくことなのでしょう。
京都新聞によれば、早ければ来年6月に提出されるとのことです。
もしその通りなら、検討結果がまとまってからでも対処しやすい…のでしょうか。
被害児童の保護やケアについても盛り込まれるとのことですので、少なくともこれだけであれば
非常にまともで反対の余地はないんでしょうけどね…
少なくとも、私はしばらく様子見ということになるでしょうね。
具体的な内容が分からなければどうしようもないですからね…
検討会議の結果が出るまで素人は見守るほかはない。