バラバラな情報 迷走する情報
児童ポルノ改正、再提出へ 自民「単純所持」禁止
自民党は17日の法務部会で、個人が趣味で児童ポルノ映像を持つ「単純所持」を規制対象に加える児童買春・ポルノ禁止法改正案の今国会提出を正式決定した。公明党に共同提出を呼び掛ける。
改正案は自公両党が与党当時に提出したものとほぼ同じ内容。先の通常国会では、購入などを規制する対案を提出した民主党と自公が修正協議を進めたが、衆院解散で両案とも廃案になった。
自民党の森雅子法務部会長は「与野党で今国会で議員立法を目指したが、民主党からは回答がなかった」と述べた。所持規制強化に慎重な社民党は呼び掛けに応じなかった。
千葉景子法相も所持規制強化の法改正に意欲を示しているが、政府は今国会には改正案を提出しない方針。
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009111701000823.html
共同通信からも児童ポルノ法改定についての情報が流されました。
読売新聞の記事とも、保坂展人氏のブログとも、まったく異なる内容です。
一体どれが正しいか分からず、情報が錯綜、迷走している様子がうかがい知れます。
ネットでは、読売は飛ばし記事だという情報もありますが、
実際のところはどうでしょうか?
山口貴士弁護士によれば、
New! 2009.11.18 14:25
http://yama-ben.cocolog-nifty.com/ooinikataru/2009/11/post-db8d.html
何故か、削除されてしまった読売新聞の児童ポルノ「単純所持」禁止…民・自・公が改正案の記事ですが、親切な記者さんからの情報によれば、自民党法務部会による記者会見において、法務部会長から当該記事が誤報であることが明言されたらしいです。ということは、自民党法務部会の誰かが「リーク」を読売新聞に行い、その報道の記事を根拠に部会の見解を纏めようとしたのではないかと推測されます。この事実は、読売新聞の記事が16時の部会開催予定時よりも前の15時17分に出されていることとは整合します。
とのこと。つまり、ネットで噂されていた「読売の飛ばし記事」だというのは
事実であることが確認されたようです。
他には、2ちゃんねるの電凸情報として、こんなものがあります。
921 :109 ◆Vm0e9XVoB6Ud :2009/11/17(火) 18:33:15 id:dX8FFsg50
電凸状況。 邦ちゃん 一成 えだの
民主党 枝野議員議員会館事務所 スタッフ談
・開口一番、え?そもそも今国会では「児童ポルノ禁止法改正案に関して民主党は何かする予定はない
(審議も、今日の法務部会がその実例)」
・民主党はこの事態を知らない。秘書も非常に困惑。
・そもそもそんな事が出ているのか?<実に遺憾であるという感じで(本当にそんな予定は全くないと繰り返しつつ)
・夕刊では出てませんよ?と言われたのでネット(読売オンライン)で出ていることを告げると
「読売オンライン」、あ、ちょっと出てる?(遠くの方)に告げて、あ、と言うところで
「とにかく「今国会で児童ポルノ禁止法改正案を国会並びに法務委員会」で審議する予定自体無いので」
と言う事を示唆し
・とにかく、民主党はこんな葉梨は寝耳に水だ、社民党と、保坂氏に聞いてくれと言う事で葉梨は終わり
続きます。
675 641 2009/11/17(火) 19:04:23 id:tusZg61D
>>652
自分の情報は枝野氏のグループから遠い民主議員さんからのものですが
結構違いますね。書ける範囲で書くと
・保坂氏の情報とかなり近い状態。
・自民党としては自公案から妥協はしないが民主案が自公寄りになるのなら
妨害はしない。(反対はしても審議は止めない。場合によっては委員長提案に賛成)
・民主党内の推進派が相当頑張っている。最悪は民主案で可決を目指す。
・社民、国民新には最後まで情報を出さない。ただ、連立相手なので
強硬に反対した場合は妥協する。
・衆院法務委員長と法務大臣が反対寄りなので推進派はやりにくい状態。
(だからこそメール等が効果がある)油断は禁物です。読売の記事は飛ばしと見るよりも水面下で隠れていた
情報が漏れてしまったと見ておいた方がよいと思います。
前者の枝野幸男氏サイドへの電凸情報によれば、民主党側はこの事態を知らなかったという。
なお、この電凸情報が読売新聞の記事が飛ばしであるとする根拠の一つでもあります。
また、後者の場合は妥協しようとしている側に近い立場のサイドからの情報なのかは
定かではありませんが、民主党内の推進派が大きく動いていることを示唆しています。
すり合わせ工作を行い、その内容が読売新聞によって報道され、
またその情報が社民党関係者を通じて、保坂氏のもとに流れたものと推測できます。
また、わざわざ記者の前で「旧与党案を通す」と発言するからには、
自民党内の強硬派も妥協派の動きについて知らされていなかった可能性は
高いのではないかと私は推測します。
ただ、昨日の記事の保坂氏の情報は完璧ではなかったと思います。
社民党サイドの情報だけで、民主党サイドに流れているはずの情報について
確認している様子が読み取れませんでした。
事実、7月に修正協議が合意に達したと報じられたときに、保坂氏は民主党サイドに確認をとり、
「持ち越しになった。まだすべて合意したという段階ではない」
との回答を得ました*1が、今回はこのようなことが見受けられませんでした。
非常に残念です。
民主党サイドに対して裏を取らなかった、あるいはそのことを書かなかったことは
保坂氏がしてしまった数少ないミスではないかと私は推測します。
(自民党側がしようとした「修正合意」の内容は読売の記事とも矛盾が少なく、ほぼ正確と思われる。)
と考えている間に、保坂氏の最新の記事がアップされていました。
児童ポルノ禁止法の議論を「水面下」から引きあげろ
「児童ポルノ禁止法」をめぐる昨日の記事に対して、たくさんの反響をいただいた。しかし、委員長提案で全会一致という「水面下の動き」が活発化したことと、
夕方4時る開かれた自民党法務部会の決定が「自民・公明」案で国会提出することを決めたというのだから、「いったいどうなっているの」という問い合わせが届いた。まずは、共同通信のニュースは次のように書いている。
(中略)
なぜ社民党が呼びかけに応じなかったかは、昨日のブログを見てもらえば判ると思う。水面下のことで「与野党で修正協議」の詳細について、私がその場にいるわけでもなく、想像や伝聞で書くことは出来ないが、あえて言えば「担当者レベル」では一致を見ていたものと想像出来る。しかし、自民党の中には強硬な原理主義者がいて、「旧与党案を変える必要はない」と修正協議をまとめようとする動きと対立していた。だから、記者会見までやって「自民・公明案で提出する」と言っているのだ。
いずれにしても、この法案を徹底的に議論した方がいい。「会期末だから、さっさとやろうぜ」というオジサンたちに無責任に妥協するわけにはいかない内容だからだ。「水面下」から浮上して、地上で議論するのなら、いくらでも受けて立ちたい。私は「子どもの人権」にかけては、自分で言うのも何だが「筋金入りの活動」をしてきた。同時に「表現の自由」や「内心の自由」についても、少年期から青年期までの全てを費やして考えてきた人間だ。「悪質な児童ポルノ」の規制と、「表現の自由」をどう両立させるのかは、公開の場でしっかり議論されてしかるべきだ。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/81c482eda98e751592d6a9d3e8985e64
おっしゃる通り。この法案は徹底的に議論すべき!!
このような、日本国民の知らないうちに、国民の自由を脅かしかねない法案が
審議されるということはあってはならないことだと思います!!
私から見ればこのような法案を水面下で議論しようということは、
(ただし当然ながら、売国、反日という言葉はむやみに外に対して使うべきではない。)
ですから、我々はこれらの問題点について広く知らしめなければならない。
みんなで力を合わせて頑張っていきましょう!!
*1:参考:児童ポルノ禁止法の「修正協議」は継続中 http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/8fe6ba919f8078904b3931b63d6b9b54