被害者感情ってなんだろう
2日には高校野球が開幕しましたし、他には
被害者感情について思うことを少し書いてみたいと思います。
被害者感情、被害者意識というものは、人をヒステリックにさせるように
感じられます。
これが顕著に表れるのは、国際情勢や国際問題などでしょう。
中国や韓国などの反日教育というのも、大概は
植民地支配や戦争による被害を、誇張や虚偽も含め
日本がどれだけ残虐なことをやってきた!というプロパガンダであり、
被害者意識を植え付けさせるものです。
ユダヤ人もそうです。
ユダヤ人が欧米(特にアメリカ)の政財界を牛耳ている背景の一つに
ナチスドイツによるホロコーストがあることは間違いないでしょう。
アメリカ人もそうです。
2億5000万丁以上の銃が出回っているほどの銃社会の背景にも
自分が被害に遭うかもしれないという意識によるものです。
元々彼らが心の隅にわずかに持っていた被害者意識を
政治的な目的で煽動したり増幅させたりしているのです。
あと、ヨーロッパ人は一般的に被害者意識をヨーロッパ同士で
さほど露骨に出さずにうまくやっているようですけどね…
以前、新宿で体内にマイクロチップを埋められて洗脳されているとか
主張している人を見たことがありますが、
その方も何らかの理由で被害者意識、被害者感情をお持ちなんでしょうね…
さて、私は陰謀論に一切くみするつもりはありませんのでここまでに。
得てして、この手の陰謀論の背景には、復讐されることの恐怖という物が
あるのではないかと思いますが…
ここでいう被害者感情、被害者意識というものは、
「犯罪被害者に共感する」といったたぐいのものとは異なり、
id:kechackさんがいうような、厳罰化との関わりは全くないわけではないが薄い。
先ほど言ったように被害者感情は敵意や憎悪、復讐心を増幅させる。
最近多発している通り魔事件の多くを派遣労働者や無職の人を起こしているのは、
犯人自身が持っている被害者意識が、社会に対する復讐心をかき立て、
その矛先が不特定多数の人に向いてこのような残虐な犯罪を起こしたのだろう。
特に、秋葉原の事件は政治的な意図がある程度客観的視点でも提起されており、
政治的な意味で「テロ」と呼ぶ人がいたぐらいだ。*1
国際問題や凶悪犯罪だけではなく、表現規制やネット規制問題にもかかわってくる。
規制推進派というものは得てして、犯罪の温床になるなどと「被害者感情」を
大幅にアピールしている。
逆にネットユーザーもまた被害者、迫害者感情をアピールしようと必死である。
被害者意識を持つと、ヒステリックになるきらいがあるので、
なかなか相手の話に耳を傾けることはない。
被害者感情というものは対立をあおるだけで何もしようがない。
ただ、それに対する対策もそれほどない。
さて、どうすべきなのだろうか…
これさえわかれば国際問題も何もかも解決できるのに…
*1:そしてその矛先が政治的なものに直接向いていたら誰の目から見てもテロだったであろう