C78拡大準備集会レポート
毎回、この時期恒例の拡大準備集会のレポートです。
録画・録音禁止のアナウンスと、ブログには自分の感想や意見を書くようにという話があり、
1日目15,000人、2日目18,000人、計33,000人が来る、予想以上の大盛況とのこと。
初日に東京から来た人はえらい目にあったとか。何せ、私もそうでしたから…
その交通に乱れが出る原因となった強風が原因でテントが飛ばされ、「北斗の拳」みたいになったとか。
そういえば、待っているときにイバライガーというご当地戦隊がいましたがそれにも言及があり、
彼ら曰く「大人数の前でやったのは初めて」とのこと。
報道の現場に参加している人にもコミケ参加者が増えてきたとのこと。
なら、散々バッシングされてる現状は…と突っ込むのも野暮な話。
取材に来た記者たちからは、取材のためにシンポジウムを増やしてほしいとの要望があるとのこと。
その理由は「シンポジウムなら行きやすい」からだとか。
おいおい、まさか公私混同してるんじゃないですよね…
ちなみに今回の開催期間のうち、14日は東京湾大華火祭と重なるとか。
サークルチケットのオークションサイトでの転売について、大手がサークルチケットの扱いを
やめたとのこと。転売はカッコ悪い、裏切り行為なのでやめて下さいとのこと。
カタログのサークルカットについてはROM版はデジタルだが、冊子版はアナログ。
曰く、原稿を触らせるのはべんきょうになるからだとか。
原稿を見ても感動しないファンはダメであり、紙の原稿に対する敬意や憧憬を持つべきとのことでした。
コスプレCD-ROMで「ナニ」や「具」が出ていて頒布中止になっているものがあるとのこと。
「加納典明の写真集よりも出ている」とか…
絵と写真は違う!! 絵とリアルは違うので勉強すべき!!
と繰り返し、注意を促していました。
そして、いよいよ東京都青少年条例改正問題に移ります。
9月に再提出になるこの案について、もう少し考えなければ痛手になる、
反対派のトップは毎週毎週活動しているので疲れている。
つまりは、夏コミで羽目をはずして、戦う態勢を整えよう(笑)とのことらしいです。
表現を守るには戦わなければならない。
と、男女共同参画基本計画などを取り上げて、「スキあらば噛ませようとする」と
何でもかんでも漫画のせいにする風潮を批判。
BL好きだからと言って、BLを実際にやってる人はいないだろ!?と皮肉りました。
さて、BLといえば大阪府の有害図書指定。曰く、大阪で有害指定されたものはコミケでは売れないものとのこと。
成人マークの無い商業誌より同人の方がしっかりしていると話していました。
質疑応答では、ゆうパックの遅配問題について懸念する声が出ました。
今は復旧していますし、原因はシステム変更によるものですから大丈夫だとは思いますが、
もう二度とこのようなことがないと保証はできませんからね…
都条例に関連して、署名活動をしないのかという質問に対しては、
動きを見つつ対応するとのことですが、ちょっと思いました。
関係者の皆さんが全く何もしていないというわけではないと思いますが、
準備会は2年前、ユニセフ協会が準児童ポルノ規制キャンペーンを始めた時に
署名活動をやったじゃないですか!?
事態は当時の情勢以上に切迫しているんですよ!?と思いました。
どうせだったら「忙しいので無理です」と言ってしまった方が、
かえっていいのではないかと思っている次第です。
@++さんが、
いい加減、署名うぜぇ。自分でやれよ。権力を利用したいだけなんじゃないかと。
http://blog.livedoor.jp/increment/archives/51841798.html#more
コミケにお願いするのはコミケじゃないとできないこと、たとえばハム焼きを呼んでほしい、とかだと思うんですよね。これは個人の力じゃどうしようもない。でも、署名って出来るじゃないですか。「署名運動しないの?」じゃなくて「署名運動したいので場所ください」だと思うんですよ。自分で行動すべき。ちょっと上にあったように「受け」のイベントで成り立ってるので、そういう動きには好意的に乗ってくれるじゃないかなぁと思います。
と批判するのも無理はない話ですが、
一度に万単位の署名を集めうる機会って、コミケぐらいしかなく、
それも、準備会が中心になってやる必要があると思ってしまうんですよね…
2年前とは関心度が格段に違うので、準備会が主催すれば3日間で5万はゆうに超えると思いますが…
と言った感じでしょうか…