保坂展人氏が世田谷区長に

’11統一選:後半戦 世田谷区長選 保坂氏初当選 高い知名度で乱戦を制す /東京
 

 統一地方選後半戦は24日、先立って投票された一部の島しょ部を除いて都内でも一斉に投票が行われた。このうち、10区長選、7市長選、16区議選、19市議選、1町長選、6町村議選は即日開票され、新首長・議員が続々と決まった。大震災発生を受け、災害対策も争点となったが、都選挙管理委員会のまとめでは、都内の投票率は、首長選は45・22%(前回07年は46・05%)、議員選は44・21%(同45・83%)にとどまった。行われている選挙が異なるため一概には比較できないが、議員選は03年の44・84%も下回って過去最低。江東、大田、江戸川の3区長選と江東、大田、中野、荒川、江戸川の5区議選、八王子市議選は25日に開票され、同日午後には新しい体制が出そろう。【統一選取材班】

 今回実施された区長選で唯一現職が引退し、無所属新人5氏が立候補した世田谷区長選は、社民、国民新などが支持する前衆院議員、保坂展人氏(55)が初当選した。保坂氏は同区北沢の選挙事務所で支持者らに迎えられ、満面の笑みをみせた。

 保坂氏は出馬表明が4月と遅れたが、「国会の質問王」と異名を取った前衆院議員としての知名度を生かし、無党派にも幅広く浸透。乱戦を制した。

 自民推薦の元都議、花輪智史氏(44)は石原慎太郎知事とのツーショットをポスターにする選挙戦術で臨んだが及ばなかった。

 自民総支部が推薦する前区議長、川上和彦氏(52)は引退を表明した熊本哲之区長の路線継承を掲げたが浸透しなかった。

 民主などが推薦する元区議、菅谷康子氏(36)は子育て支援策の拡充などを訴えたが表明出遅れが響いた。

 共産推薦の世田谷民主商工会事務局長、慶野靖幸氏(59)は支持が広がらなかった。【神足俊輔】

http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20110425ddlk13010274000c.html

保坂展人さん、当選おめでとうございます。

大変失礼ながら、まさか当選できるとは全く思っていませんでした。



世田谷区長選に出馬すると聞いた時は社民党を離党することにより、国政に復帰する機会を失ってしまうのではないかと思い、

戸惑いを隠すことができませんでした。

規制反対の議員が国政復帰の機会を捨てるのは望ましくないのではないかと思ったからです。。


自民党が、民主党を離党し寝返った前都議の花輪智史氏を推薦する一方、総支部は川上和彦氏を支持。

自民党分裂選挙になったことも、保坂氏当選にとって有利な結果になりました。



自民党世田谷総支部としては、つい数カ月前まで民主党の人間だった花輪氏を公然と支援することについて

相当な不満があったものと思われます。


それにしても、「まさか当選するとは思わなかった」という認識です。

社民党系の候補というより、無党派系の候補と見なされたことが背景にあると思われます。

事実、NHK出口調査によれば。無党派層でトップ、民主党支持層でも上位になっていました。

その出口調査を見て、「ウソ!?」と驚きを隠せませんでした。


ともかく、保坂氏が自力で当選したのはこれで初めてです。




当選したからには、是非とも頑張っていただきたいと思いますので、

よろしくお願い申し上げます。



余談ですが、自分が地元で投票した候補はどちらも落選しました…