表現規制問題と反原発の違いは何か
反原発:1万5000人が参加してデモ 東京で
http://mainichi.jp/select/science/news/20110508k0000m040082000c.html
「脱原発の一点でつながろう」と市民有志による「原発やめろデモ!」が7日、東京・渋谷や原宿周辺で行われ、約1万5000人(主催者側発表)が参加した。
東京電力福島第1原発の事故を受け、杉並区高円寺北のリサイクルショップの経営者やミュージシャンらが企画した。先月10日の高円寺でのデモに次ぐ第2弾で、参加者は「バイバイ原発」「エネルギー政策の転換を」などと書かれた手作りのプラカードを掲げた。
川崎市から来た妊娠7カ月の大富香織さん(37)は「(静岡県御前崎市の)浜岡原発の停止が実現しそうなのでほっとしている。生活を見直し、子どもが安全に暮らせる社会を築きたい」と話した。【明珍美紀】
福島第一原子力発電所の事故を受けて、大々的な反原発デモが行われています。
保守系市民団体、「頑張れ日本!全国行動委員会」が主催した尖閣デモの時は、
主催者発表で6000人とか言っていましたが、今回はそれを大きく上回りました。
恐らく、近年ではまれにみる非常に大規模なデモです。
実際問題、反原発派の多くは左派であることもあって、「反原発=サヨク」という偏見を持たれていることから、
保守・右派陣営はますますひがんでいることでしょう。
主催者発表というものを往々にして信じない私は、警察の把握している人数を知りたくて、
渋谷警察署に問い合わせましたが、電話での問い合わせは受け付けていないとのことでした。
私が疑問に思ったのは、なんで反原発派はデモばっかりなのか?
青少年健全育成条例の時みたいに政治家に意見を送ろうとかいう動きはないのか?と疑問に思っていたわけです。
その決め手となったのは、
「デモをするより議員事務所に行け」 河野太郎流、脱原発運動のススメ
http://news.nicovideo.jp/watch/nw58412
「デモをするより、議員事務所に行ったほうがよい」――反原発・反核燃料サイクル派として知られる自民党の河野太郎衆議院議員は、2011年4月26日に行われた自由報道協会主催の記者会見で、脱原発に向けて国民ができることこととして、「議員に直接意見を届けること」だと語った。なお、この模様はニコニコ動画でも中継された。
河野議員は、「日本の原子力というのは、全体が利権になっている」と語り、電力会社と各界との蜜月関係を指摘する。「官」にとっては天下り先になるため、電力会社の地域独占と送電・発電の一体化を保護し、研究開発費をもらっている「学」は卒業生の就職先にもなるので喧嘩はしない。「メディア」も広告宣伝費をたくさん受け取っているので、原子力政策の批判はできない。もちろん「政」も例外ではなく、自民党には電力会社から多額の献金があり、民主党は電力会社の労働組合に集票活動を手伝ってもらっている。こうして、「みんなが黙っていれば、美味しいものがたくさんある」という構図ができあがってしまったという。
こうした状況を打開するためには、次回の総選挙で「エネルギー問題」を争点に据え、反原発の考えを持つ議員を、党派に関わらず選ぶ必要があると河野議員はいう。
という河野太郎氏の会見です。
都条例の件でデモをやろうという機運が無かったというより、
逆に反原発で陳情をしようという機運が無かったのが不思議で仕方がなかったので、
【素朴な疑問】都条例問題と反原発、デモ活動・陳情活動の違いは何か
http://togetter.com/li/133123
で何人かの人に聞いてみました。
問題の規模ではないかとか、敷居の高さの違いではないかという意見が出てきました。
この問題についてはまた書くかもしれません。