出会い系サイトがきっかけの事件について思う。
19歳女性不明、男を逮捕・警視庁、車で連れ回し監禁容疑
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080414AT1G1401014042008.html
容疑者と行方不明の女性は出会い系サイトで知り合い、5日の夜に初めて会ったという。
女性の安否はまだ分かっていない。
こんな山奥へ女性を連れまわす目的と言えば、なにかヤバいことをするつもりだとしか思えない。
憶測にすぎないのであえて具体的な行為に言及はしないが、監禁だけで済むわけがない。
もし、ここで「出会い系で知り合った男にノコノコついて行く方も悪い」と
言ってしまったら、「セカンドレイプ」になってしまうのだろうか。
もちろん、このような犯罪を行う卑劣な野郎のほうが悪いに決まっているのだが。
ともかく、ネット規制が議論されているタイミングでこのような事件があったわけだ。
「世論形成のための陰謀だ」というような陰謀論を信じるつもりは一切ない。
ただ、出会い系規制の不十分さは明らかだ。
出会い系サイト規制法の改正案はすでに国会に提出されているが、
公安委員会への届出義務だけではあまりに不十分だというのが露呈したと思う。
青少年ネット規制法案のような包括的規制は表現の自由を侵害する可能性が高いが、
出会い系にしぼった規制であれば、表現の自由を侵害する心配はほとんどないと思う。
警察などの捜査機関は出会い系に対する監視を徹底的に行うべきではないかと思う。