JASRAC問題に関する雑感
まさか、JASRACが本当に独占禁止法違反に問われるとは思いませんでした。
私もJASRACのやり方には疑問を感じていたのですが、
「独占禁止法違反」という主張は強引なこじつけで、
考えてみれば2001年までは音楽著作権の管理はJASRACが独占していたんですから、
事実上の独占状態になってしまうのは無理はないかと…
(いいか悪いかと言われれば、良くないと答える他はないのだが…)
それにしてもJASRACと似ていて、
たばこ事業法により、国産葉タバコの全量買取契約が義務づけられる一方、タバコ製造の独占を認められている。したがって国内で唯一、業としてタバコの製造を行っており販売シェアは約60%である。
にもかかわらず、JTに対してたばこ産業を独占/寡占しているという
批判が起こったという話は寡聞にして聞かないのは、
いったいどういうことなのだろうか?
JASRACと同じように、JTにも天下りは結構いるだろうに…
今回は、放送局との包括的利用許諾契約が問題になっていますが、
放送局だったら、何の曲を流すかは分かると思います。
事前収録されたものであれば、あるいは事後にJASRACに申請するのであれば、
何の曲を流すかはほとんどわかるはずです。
手間がかかりますが、それをはっきり申請することによって
少しは公正な配分になるといいのですが…
中間搾取にまではメスを入れられません。*2
自民党の議員はどうか分りませんが、民主党の議員にJASRAC問題について
取り組んでいる議員が何人かいるらしいですけどね…