小室哲哉、逮捕される
麻薬とか覚醒剤の類でもなく、ましてや酔った勢いに暴力を奮ったなどという
芸能人の犯罪でしばしば見かけるような犯罪ではなく、詐欺である。
90年代に出す曲出す曲、爆発的な大ヒットを記録し、名声と巨万の富を手に入れたが、
海外進出に失敗して、多額の借金をした挙句の果てに、詐欺に手を染めたというわけだ。
まったく、時代の寵児も堕ちたものです…
小室哲哉って、ホリエモンと似ているのかもしれないな…と思ったら、
こんな記事がありました。テレビ朝日の『スーパーモーニング』で、
落合恵子氏、鳥越俊太郎氏、森永卓郎氏らが、小室とホリエモンが似てるか似てないかで
論争をしていたようです。ちなみに、当のホリエモン本人は、
さて、私が疑問に思ったことは、なぜ小室哲哉は破産しなかったのかということです。
おそらく、本人のプライドの高さの余り、破産を嫌がったのだろうと想像しますが…
もちろん、破産は自己破産だけとは限りません。
姉歯事件の際に、強度偽装されたマンションの住人たちがヒューザーの破産を申し立てたのは、
比較的記憶に新しいことだと思います。
債権者による破産申し立てが裁判所に認められれば、相手の財産を保全し、
破産管財人が資産を把握、回収し、債権者たちに配分することになります。
私は破産法には詳しくありませんが、小室哲哉は全盛期には莫大な資産を持っていたので、
管財人が調査すれば回収できる資産が見つかるのではないかと思います。
中坊公平元弁護士が豊田商事の破産管財人を務めた時に、源泉徴収した所得税も回収するなど、
回収できる資金はありとあらゆる手段を使ってかき集めました。
ただ、海外に持っている資産を差し押さえるのは極めて困難でしょう。
だから、債権者たちは財産保全のための破産手続き申し立てをしなかったのでしょうか…
私の個人的な感覚ですが、敏腕な弁護士が破産管財人を務めたならば、
数億円程度の資産を把握できるのではないかと思うのですがね…
それで少しは借金を回収できる… のでしょうか?