閣僚さえも法案をろくに読んでいない!!

以前、

国籍法改正案は閣法ですので、必ず閣議決定が必要です。

そして、閣議決定は全会一致の原則を取っています。

よって、閣議決定されたということは中川大臣も認めた。つまり、中川大臣が問題なしと

判断したということなのではないでしょうか?ということです。



ただ、中川大臣は人権擁護法案に反対する考えを述べた際に、

「成立すれば留置場行き」という、法案を読んでいればありえないと分かる話を信じていたので、

ろくに国籍法改正案も読んでいないのではないか?という心配もあります。

大臣ともあろう人がお役人が持ってきた法案を読まずに鵜呑みにするのでしょうか…

http://d.hatena.ne.jp/slpolient/20081116/1226762778

と書きましたが、産経にこんな記事がありました。

 改正案は今月4日に閣議決定されたが、国会議員らが問題点や危険性に気付いたのはその後のことだった。無所属の平沼赳夫経済産業相は19日の「国籍法改正案を検証する会合に賛同する議員の会」で、こんなエピソードを紹介した。

 「現役閣僚から『とんでもない法律が通りそうだから何とかしてくれ』と電話があった。『あなたはそれに閣議でサインしたんだろう』と言ったら、『流れ作業で法案の中身は分からなかった』と話していた」


http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/081120/plc0811201947010-n2.htm より

この記事ではその大臣は誰か、名前を挙げていませんが、いずれにせよ、

閣僚さえもろくに法案を読んでいないということが改めて露呈したのです。

国籍法が危険な法案だったとしても、そうでなかったとしても、

国会議員も閣僚も誰もろくに法案を読まないというのは、ある意味

日本の危機なのかもしれない。と思うんです。