児童ポルノ法改定、民主党案提出
民主党は１９日午後、衆議院に「児童買春・児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案」を提出した。細川律夫、枝野幸男、小宮山洋子、西村智奈美、吉田泉各議員が国会内で会見し、概要や趣旨について記者に説明した。
冒頭、『次の内閣』ネクスト法務担当の細川議員が提出を報告。昨年の第１６９国会で与党が改正案をすでに提出していることから、今後は与党と話し合いを持つとしたうえ、「性的虐待や性的搾取から子どもたちの権利を守らなければならない。何としても成立させなければいけない法案だ」と、成案を得るため取り組む考えを示した。
法案では、「児童ポルノ」という名称を「児童性行為等姿態描写物」と改正し、その定義を明確化。取得罪の新設など、罰則の法定刑を引上げ、被害児童の保護に関する制度を充実・強化することを規定している。
また、いわゆる「単純所持」（他人への提供を目的としない児童ポルノの入手・保有）については、正当な理由なく、有償で、または２回以上の取得をした者に対して罰則を設けることとした。これにより、提供目的以外の児童ポルノ所持についても、実質的に処罰範囲に含まれることとなる。
枝野議員は、これらの内容を説明したうえ、「現状を鑑みたときに適切な法改正の方向と中身であると思う。与党の皆さんと協議をして早急に成立させたい」と述べた。小宮山議員は、別件逮捕など警察権力の乱用を防ぎ、かつ子どもを守るという人権への配慮と実効性を両立させた法案であると説明した。
http://www.dpj.or.jp/news/?num=15504
どう掘り下げていくか考えている間に時間がたってしまいました。
すでに与党案が提出されていますが、予算案などの別の重要案件の審議に
時間を取られ、本格的な審議は行われていないようです。
さて、民主党案では、「児童ポルノ」を「児童性行為等姿態描写物」と改め、
「性欲を興奮させ又は刺激するもの」「衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態」等の
あいまいな要件を削除するとともに、その処罰対象を真に可罰的なものに
変更することにより明確化し、従来の違法行為の罰則は厳罰化されました。
被害児童の保護のための措置を講ずる主体・責任の明確化や、被害児童の保護に関する施策の検証等
などが主張されています。
以下、ざっとしたまとめ。民主党案はすでに発表されていた骨子案とほぼ同じ内容ですが、改めて新旧対照表を眺めてみると、購入罪・取得罪の創設以外は、この法律本来の目的に照らして合理的な改正だと感じます。購入罪・取得罪は、販売・頒布がすでに禁止されている以上無意味な規制強化であり微罪逮捕の口実を増やすだけなのですが、もちろん与党案にある単純所持罪よりはマシです。
さらに、与党案にある「漫画、アニメーション、コンピュータを利用して作成された映像、外見上児童の姿態であると認められる児童以外の者の姿態を描写した写真等」への規制方針が民主党案にはまったく含まれていないことが重要です。これは重要であると同時に当たり前のことであって、児ポ法はポルノグラフィーを含めた表現行為を規制する法律ではなく、あくまでも実在の児童を虐待や搾取から保護する法律なのです。
http://d.hatena.ne.jp/pr3/20090319/1237467244
とid:pr3さんは与党案よりは幾分ましだと評価していますが、民主党案にも
問題がないわけではなく、与党案の単純所持に対する対案である取得罪にも
やはり、問題点があります。
「正当な理由なく、有償で、または２回以上の取得をした者に対して罰則を設ける」と
いうのでは、冤罪やでっち上げが起こる可能性を一切捨てきれません。
表向きは緩やかですが、考えようによっては与党案と対して変わらないとも言えるかもしれません。
さて繰り返しますが、与党案にある単純所持規制だけではなく、
彼らに都合の悪い人物を抹殺するにはもってこいでしょう!!
逆に民主党を潰すためにも使われます。わざわざ東京地検特捜部を操らなくても、
誰でも簡単に有力者を性犯罪者に仕立て上げることによって、政権交代を阻止せんと
することができるようになります。
そして、これらの危険性はマスコミでは一切報道されず、
むしろ崇高な目的に踊らされ、礼賛されているのが現状なのです!!!!
これらは非常に重大な脅威です!!
国益を著しく害する非常に危険な法案なのです!!
児童ポルノ規制推進派の筆頭に立っているのが、
中国人フェミニストであることは
この問題に関心がある人間すべてが知っている事実です。
目に見える範囲を見ても、表現規制推進派は、
「反日」勢力ばかりなのです!!
しかし、ネット右翼界隈では国籍法の時のように「児ポ法改悪の黒幕は民主党」扱いされるのかもな…
*1:神本美恵子議員
