表現規制ポジションマップpart1

右派左派問わず、規制推進派・規制反対派が存在することで

複雑怪奇な様相を示している表現規制問題ですが、

保守・革新と推進派・反対派を軸に、ポジションマップを作ることにより、

各勢力の立ち位置を整理しましたので、ご覧ください。

今後、新たな情報が入り次第、追加・訂正していきたいと思います。


横軸が保革の傾向を表した軸です。

右に行くほど、保守・右派的で、左に行くほど、革新・左派的です。

そして縦の軸が規制に対する立場を示した軸です。

上が規制推進派で、下が規制反対派です。


右派・左派および規制推進・反対の4つに分け、私なりに分析した

傾向を書いてみます。

  • 規制推進右派 道徳・風紀的立場を重視する立場から規制を推進。 宗教右派との関わりが深い。
  • 規制推進左派 女性や子供の人権を重視する立場から規制を推進。 児童ポルノ問題でデマを流している。
  • 規制反対左派 表現の自由を重視し、国家権力や警察権力の暴走を警戒する立場から規制に反対。


とりあえず、私が把握している範囲ではこれで

ほぼ間違いないのではないかと思います。


統一教会が規制推進派なのは分かりますが、幸福の科学は分かりません。

創価学会色が強いので、反対派であってくれればいいのですが(笑)。


まあ、幸福実現党を作って今度の選挙に打って出るそうですが、

全選挙区に候補者を出して当選できるかははなはだ疑問ですね…*1



ただ、特殊なのは日本キリスト教婦人矯風会です。

矯風会は、禁酒などの禁欲的で道徳を重視する側面を考えれば宗教右派といえるでしょう。

ただ、イデオロギー的には護憲派で、日本の戦争に対する謝罪要求や、

慰安婦問題に対する追及などを行っていますので、それを考えれば

その点では疑いようのない左派だということになります。

なお、女性国際戦犯法廷を主催したVAWW-NETジャパンは矯風会の傘下にある団体です。


性的メディア規制推進としては、宗教右派に近い禁欲的、道徳的な側面と

左派に近い、女性や子供の人権を保護するという名目の両方がある非常にややこしい団体です。

児童ポルノ法問題に関係ある矯風会の関連団体にはECPAT/ストップ子ども買春の会があります。


とまあ、解釈によって右派とも左派とも解釈ができる矯風会を除いては、

ほぼ右派的傾向、左派的傾向にほぼ分かれるように思います。

ただ、自民党慎重派や民主党慎重派の個人個人のポジションまでは

若干つかみかねます。枝野幸男氏がリベラル寄りで、

吉田泉氏や早川忠孝氏が保守よりという点は分かっているのですが、

民主党の規制推進派は旧社会党系が多いような気がするのですが、

そこまで詳細な状況を知っているわけではありません。


もし、この記事をご覧になった方で、

このポジションマップに追加できそうな情報がありましたら、

是非、教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

*1:比例なら定員が多くて、信者が多い地方なら1議席ぐらい取れるかもしれませんが…