単純所持規制の問題点は怠慢だ
この問題に関しては各所で情報や意見を収集してますし、メールも何人かの議員に送り、
はてなハイクの「表現規制問題」にも書きこんでおりますが、
少し気になることがあります。
誰も指摘する人はいないのですが、単純所持規制なんて児童ポルノ法を
制定するときから問題になっていたから、10年以上議論されていたことになります。
単純所持を規制すべきだという意見は当時から一貫としてありましたし、
別件逮捕や冤罪などの問題が発生しかねないという単純所持に反対、慎重な側からの
問題提起も当時からあったわけです。ならば、
なぜ10年以上もろくな議論ができなかったのでしょうか?
10年以上の間、真剣に議論していれば、拡大解釈や恣意的な濫用、
冤罪などが起こり得ないなどといったように、我々の納得できる形で
単純所持規制を実施できたのではないかと思います。
なぜそれができなかったのか?
それは怠慢に他ならないのです!!
怠慢こそが今回の改定問題の本質的な問題です!!
10年以上の間、何のために議論してきたのか理解に苦しみます。
どのように規制すれば効果的に児童ポルノを撲滅できるのか、
被害に遭った児童を保護するにはどのような方法をとるべきか、
どうやったら単純所持規制を私たちが指摘する問題がない形で実施できるのか、
長い時間があるのにしっかり議論しないで、焦ってやろうとした
ツケがこれなんですよ!!
こればかりは規制推進派だけでなく、規制反対派にも
責任が全くないわけではありません。
本当に性的搾取に苦しむ子供たちが報われませんよ… 冗談抜きに。