やはり意見広告を作るべきだ。

今回はある掲示板を紹介したいと思います。

署名案募集板

http://yukinoko53.bbs.fc2.com/

この掲示板では、表現規制に反対する署名運動や、表現規制問題に関する議論が

行われています。

そこで、署名運動の話とは別に意見広告を作成するのはどうかという提案がなされました。

実は、意見広告を提案したのは私なんです…

意見広告のメリット

新聞などに意見広告を掲載することのメリットをいくつか挙げると、


・多くの読者に問題を知らしめることができる

・権威性が高まる

・署名運動などとリンクさせることにより相乗効果を得られる


などと言ったものがあると思います。


「ネットだけに真実が書かれている」と思いあがっている人や、

マスゴミ(笑)などとマスコミをバカにしている人から見れば、

「何を馬鹿げたことを」と言われるかもしれませんが、

多くの一般市民がマスコミの正しさを信じている以上、

意見広告を掲載するという選択肢をとることは、表現規制問題を

多くの人々に知らしめるために必要不可欠だと思います。




意見広告というアイデア

今まで、意見広告を出す運動は、護憲団体や反戦団体、保守派の団体が意見広告を

掲載したものをしばしば見かけましたが、意見広告を出すべきアイデアを出す

きっかけとなったものがあります。



慰安婦をめぐる対日謝罪要求決議アメリカ下院第121号決議)採択の動きに対抗し、

すぎやまこういち氏が中心となって、日本の保守政治家やジャーナリストらが

意見広告"THE FACTS"をワシントン・ポスト紙に掲載しました。


この内容の妥当性はともかくとして、私が

表現規制に反対するための意見広告を作るべきではないか」

と考えたきっかけの一つです。


ただし、"THE FACTS"が失敗したのは明らかです。

慰安婦決議を阻止することができなかったという事実をもって見れば、

失敗であったことは自明です。


では、なぜ失敗したのか。内容がでたらめだという批判も少なからずありますし、

単純に一つや二つの理由だということは、まずありえないと思いますが、

私が考える一番の原因は何と言っても、ケンカ腰になりすぎたことがあります。

ケンカ腰になった結果、相手を説得するという意見広告の大事な目的の一つが抜け落ち、

アメリカの関係者に「日本は開き直っているのか」という誤解を与えてしまったと思います。


具体的に言うと、

占領軍当局は日本政府に対し米軍兵による強姦を防止する目的で衛生的で安全な「慰安所」を設置するよう要請していた

http://dj19.blog86.fc2.com/blog-entry-83.html の訳文

という記述について、アメリカ側に「お前たちもやってるんだから、俺たちがやって何が悪い」

と言っていると誤解され、かえって怒らせてしまった可能性も捨てきれないと私は考えております。

(「反日キャンペーン」などについても、具体的に何を指しているのか言及すべきだったと思います。)


いずれにせよ、慰安婦問題の歴史的事実がいかなる物であったとしても、

"THE FACTS"が戦略的な面で失敗したのは明らかです。

"THE FACTS"は私にとってはアイデアの見本であると同時に、反面教師でもあるのです。

最大のネックは費用がかかること

冒頭で紹介した掲示板の皆さんからは、まずまずの好感触は得られました。

しかし、やはり意見広告を作成し掲載する運動の最大のネックは、

掲載するための費用がバカにならないことですね。

掲示板で議論した相手は2000万円はかかるのではないかと言っていましたしね…


結局のところ、それはカンパを募るしかありません。

高収入があって、我々の主張に理解して下さる方がいれば集まるかもしれませんが、

署名TVで表現規制反対の署名に参加している人数全員で割っても、

1000円になりますからね…

まあ、私のアイデアに同意してくれる方が多いのは事実なので、

少なくとも構想だけでも固められればいいと思っています。