公職選挙法は速やかに改善されるべき

選挙戦、ネットでの応援は要注意 書き込み、公選法違反の恐れ


 衆院選が18日公示され選挙戦が本格化する中、インターネット上のブログなどに公職選挙法違反に問われかねない書き込みが増えている。特定候補者や政党に投票を呼び掛けたり、中傷したりすると、個人のブログや会員制の交流サイト(SNS)でも違法になる。“勝手連”的な善意の応援も問題となりかねず、識者から「ネット選挙の自由化を進めるべきだ」との指摘も出ている。

 公示後、政党や候補者はホームページ(HP)やブログの更新を取りやめているが、個人のブログや掲示板サイトでは選挙に関する書き込みが次々更新されている。「経済に詳しいAさんを応援して」「B党に一度政権を任せてみよう」――など。ある県警の幹部はいずれの書き込みも「公選法違反の可能性がある」と指摘する。(07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090821AT1G1901Z20082009.html

本当にネットに選挙のことを書きにくい世の中ですよね…

「経済に詳しいAさんを応援して」とか「B党に一度政権を任せてみよう」という書き込みが

公職選挙法違反の可能性があるなら、なんにも書き込めませんよ!!

一方でこんな記事もあります。

竹原市長のブログ「法に触れず」 選管が判断

 鹿児島県阿久根市竹原信一市長(50)が自身のブログに、30日投開票の衆院選で特定の候補者と政党を支持する書き込みをしていたことについて、阿久根市選挙管理委員会は21日までに、公選法には抵触しないと結論付けた。

 公選法では、選挙期間中に特定候補者や政党を支持する文書などの頒布や掲示が制限されているが、同委員会は「投票を呼び掛けたのではなく、あくまで個人の主張を述べたもの。選挙活動とはみなされないと判断した」としている。

 竹原市長は19日のブログで、対立している市職員労働組合を支持基盤とする政党の候補者への不支持と、対抗馬の候補者への支持を明記。比例代表についても支持政党名を挙げていた。

http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082101000430.html

なんだよ!! 問題ないという見解もあるのか…

ただ、その見解を出しているのが竹原氏が市長を務める阿久根市選挙管理委員会ですから、

何か圧力的なものがあったのではないかと疑ってしまいますけどね…


それにしても、今までインターネットが発達してから何回も国政選挙が行われてきたのに、

ネットの書き込みが選挙違反の対象になったという話は聞きません。


ということを考えると、今の公職選挙法ではネットの書き込みに関し、2つの問題点があります。


一つは、候補者と関係ない一般市民の書き込みも公職選挙法に触れかねないこと。

もう一つは、公職選挙法ザル法となってしまっていることです。


特に、後者は意外と重要です。

なぜ公職選挙法があるかというと、公正な選挙を守るためです。

その公正な選挙を守る法律がザル法だったら、済し崩し的に公正な選挙が

崩壊してしまうのではないでしょうか!?


スピード違反などの道路交通法違反だってろくに取り締まりが行われていないから

スピード違反が常態化しています。もし取締りを受けたら運が悪かったというわけです。

いろいろな意味で話じゃないですか!! 正直者がバカを見ますよ!!

ましてや、公職選挙法がネズミ捕りであってはならないのです!!


公正な選挙を実現するためにも、一般人のネットへの書き込みが

公職選挙法違反になりかねない現状を一刻も改め、

誰でも気軽に選挙のことについて書きこめるようにすべきです!!