逃がした魚は大きい!? ―平智之議員のブログ記事をめぐって―
民主党の新人議員、平智之氏のブログに次のような記事が上がりました。
キャンパスに向かう前にユニセフ議連の会合
に参加させてもらいました。衆議院会館にNY
からユニセフの事務局長が来られてお話をされ
るということで参加いたしました。
アグネス・チャンさんのお話しもお聞きしました。
現場に即した素晴らしいお話でした。
議論のなかで、
児童ポルノグラフィの問題をはじめて知りました。
実在する児童の図画は規制できても、コミックス
やゲームという仮想対象の図画は規制しにくい
ので、文書・図画の規制とは別の方法で規制す
ることの可能性を検討しているとのことでした。
明日は午前9時〜10時まで農業者への戸別
http://tonchihakase.blog87.fc2.com/blog-entry-400.html
所得補償制度の説明会があります。この説明会
に出席して京都に帰ろうと思います。
野田聖子氏も以前言っていましたが、規制推進派の間で
創作物規制に関しては児童ポルノ法とは別の法律で規制すべきだという
主張そのものは以前から見られた主張で、驚くことでは全くありませんでした。
そのため、私は特にそのことに関してそれほど強い反発を覚えませんでした。
(もちろん、法規制には絶対反対の立場は不変ですが…)
それよりも、私が気になったのはこのエントリに対する反応です。
平議員のブログのコメントは承認制で、承認待ちのコメントには、
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
と表示されます。
6日夕方に私がこのエントリを初めて見たときには、10ほどの
承認待ちコメントがありましたが、2ちゃんねるの情報によると、
朝までにすべて削除されていたとのことです。
私も後に確認しました。
8日夕方現在では、3つの承認待ちコメントがあります。
私にはコメントが削除された理由はまったく分かりません。
ただ、考えられる理由はあります。
誹謗中傷などのコメントが殺到し、炎上したのではないかということです。
http://www.tanteifile.com/newswatch/2009/09/26_01/index.html
ただ、実際に平議員のブログに書き込んだ人いわく、
決して誹謗中傷や悪口雑言は書いていないとのことです。
確かにその方に関してはその通りかもしれませんが、
他のコメントに荒らしや誹謗中傷のコメントがあり、それが手に余り
炎上に対処しきれず、十把一絡げに削除してしまった可能性もあります。
もちろん、規制推進派の工作員がやったという可能性は捨てきれないと思います。
それも削除されたコメントを見ることができない以上どうしようもありません。
真相は藪の中です。
いずれにせよ、平議員サイドはブログにコメントが殺到した時の対処に
失敗したということは紛れもない事実だと思います。
さすがの小沢一郎幹事長も、ブログ炎上に対する対策までは
想定していなかったのでしょうか…
せっかく、その前のエントリで、
アニメ、映画、ファッション、化粧など、日本の
若者文化やサブカルチャーは世界の垂涎の
的となっています。日本のポップスが世界で
評価される時代だってくるかもしれません。
学力や技術力の評価だけでなく、
http://tonchihakase.blog87.fc2.com/blog-entry-396.html
若者たちが自由な表現を求め、前例のない
夢を追いかけられるような社会を作っていく
ことも政治の大切な役目だと思いました。
と書いていただけに、ちゃんと冷静に論理的に、しっかりと問題点を
説明すれば、規制慎重派に回ってくれるはずだと思っていたのですがね…
いずれにせよ、これだけを根拠に平議員を規制派だと断じることはできません。
とりあえず、今後の動向を見守るほかはないでしょう…
規制反対派の皆さん、
くれぐれも冷静に慎重に反対してまいりましょう…