続・外国人参政権についての私の見解

参政権法案 今国会提出断念へ 政府・民主 党内外に反発強く


 政府・民主党は10日、永住外国人への地方参政権(選挙権)付与法案の今国会への提出を見送る方針を固めた。同法案をめぐっては、民主党山岡賢次国対委員長が6日、議員立法として今国会に提出したいとの考えを示していた。


 民主党小沢一郎幹事長は、和歌山県高野町で記者団に対し、同法案について「外交政策が背景にある問題だから、私がとやかく言う立場ではないが、基本的には政府提案(政府提出法案)としてやった方がいいだろう」と述べた。


 ただ、平野博文官房長官は同日の記者会見で「この国会で政府提案としてやる時間的な余裕はない」と述べた。付与に懐疑的な民主党国対幹部も「外国人参政権なんて党内がもたない。いずれにしても今国会ではできない」と語った。同党や山岡氏ら関係議員に国民から多くの抗議が寄せられたり、党内保守系議員が反発したことも提出を見送る理由となったようだ。


 今後も参政権付与推進派の動きは続くとみられるが、平野氏は10日の会見で、来年1月召集の通常国会への対応について「連立3党の党内で議論が必要だ」と与党の意見集約が政府提案の前提条件との認識を示した。国民新党は「うちの党は(意見集約が)難しい」(亀井静香金融相)としている。


 民主党内で検討中の法案は、日本と相手国が互いに同程度の権利を認める「相互主義」を採らず、中国人でも日本の永住者なら地方参政権を与える内容だ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091111/stt0911111006003-n1.htm

まあ、いろいろな意味で当然でしょう!!

党内外の各所から凄まじい反発を受け、審議する余裕もなく、

また小沢一郎氏が政府提出にこだわったことからも

外国人参政権の提出が断念されたのは無理もないことでしょう。


いろいろな問題がある法案をそう簡単に押し通すわけにはいかないと思います。

今回は、提出されずに済みましたが、来年の通常国会になれば

提出への動きが再浮上するのは必至でしょう。ですから、

反対派も引き続き、警戒態勢になるでしょうし、また自民党が政局のために、

自民党内の賛成派も含めて、挙党体制で反対していく可能性も高いので、

そう簡単には成立しないと思います。

外国人参政権に気勢を上げるぐらいなら、他の重要政策をすべきです!!



そういえば、外国人参政権に関連して気になったことがあります。

民主・山岡氏にSP 外国人参政権発言で


 民主党山岡賢次国対委員長に10日から警護官(SP)が随行することが9日、決まった。山岡氏が永住外国人への地方参政権(地方選挙権)付与法案の今国会提出に前向きな発言をした後、同氏の事務所に抗議が殺到したことを受けた措置という。


 同党では小沢一郎幹事長、輿石東参院議員会長にSPが付いている。与党の国対委員長にSPが付くのは異例だ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091110/stt0911100015001-n1.htm


SPが付くほどの抗議ってどれほどのものなのかと疑問に思いました。

SPが付くということは、山岡氏の身に危険なことが起こりうるということですよね?

国籍法の時にはある国会議員の事務所に1日200件以上の抗議が来たといいますが、

件数が多いだけではSPが付く必然性はないはずです。

だったら、右翼団体などからの脅迫などが来ているのではないかと思われます。

私は気になって、山岡賢治氏の事務所にSPが付くほどの抗議とはどのような物か、

質問したいと思いましたが、今はやめておくことにしました…



「日本が乗っ取られる!!」という言説に対し、気になることがもう一つあります。

日本を乗っ取るというのであれば、朝鮮総連外国人参政権に反対する理由を

合理的に説明できないと思うのですが、どうでしょうか?


実は、民団と朝鮮総連は裏で手を組んでいるのだ。という主張がありますが、

朝鮮総連が賛成しているなら、堂々とそう訴えればいいだけの話ではないでしょうか!?

そうでなければ、沈黙を保ち見て見ぬふりという手もあるはずではないか、と思うのですが…

外国人住民基本法なるものも話題に

外国人参政権に関連して、こんな話題も台頭してきています。

外国人住民基本法なるものです。

外国人住民基本法


本当に驚きました。


外国人参政権のみならず このような議案が請願されているのをご存知でしょうか?


外国人住民基本法


http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/seigan/171/futaku/fu17100650948.htm


「外国人住民基本法」でググってみました。


http://www.pusan-jchurch.org/gaikokuzinkihonhou.pdf 


http://www.ksyc.jp/gaikikyou/tikujyoukaisetu2005.pdf#search='外国人住民基本法' 


「外登法問題と取り組む全国キリスト教連絡協議会」第12 回全国協議会で作成とあります。


この組織は????


http://pusan-jchurch.org/ ここでしたw


読んでみると凄い法案です。


日本にどんな方法であっても 3年以上住めば 日本人と同じ権利を与える。


二重国籍であろうが 本国の選挙権があろうが 犯罪者であろうが関係は無い。


選挙権・永住権・戦争賠償 その他諸々全ての権利が保証され 尚且つ 外国人としての


不当?な扱いに対し 撤廃させる権利を持つ。

http://zuka1123.iza.ne.jp/blog/entry/1301453/

ちなみに、リンク先で言及されているとおり、

この請願の紹介議員は円より子です。


外国人参政権以上の売国法案だと、早くもネット上では大騒ぎになっていますが、

冷静に考えると、針小棒大に騒がれていることは明らかです。


まず、一次ソースが極めて少ないことです。



一次ソースを見る限りは、明らかに円氏および、それを請願した

外登法問題と取り組む全国キリスト教連絡協議会が突っ走っているというだけにすぎないようですが。


元の請願が3月に出されたにも関わらず、今になって騒がれ始めたのも不思議です。

もっと前から騒がれていてもおかしくないはず。



規制推進派の国会議員により、表現規制を訴える請願が出されましたが、*1

それは党全体の方針だといえるのでしょうか?

逆に、規制慎重派による表現規制反対の請願が出されたこともありましたが、

それも党全体の方針としてまとまっているというつもりでしょうか?

どちらも違いますよね?


外国人住民基本法案に関する民主党の動きで確認できるのは、

円より子氏の請願のみです!!

党全体の論議として表面化している状況は一切確認できません!!

よって、党の方針とは到底言い難いものです!!


また、外国人住民基本法私案が作成されたのは、1998年です。

10年も前に旗振り役の外キ連が私案を作成しているのであれば、

党全体の論議になってもおかしくないはずなのに、

未だになっていないということは、取り上げるほどの代物ではないということでしょう。



そもそも、外国人参政権に輪をかけて

売国」的な法案に黙っている人がいるでしょうか!?

すでに平沼赳夫氏は反対を表明していますし、

青山繁晴氏も外国人参政権の問題に関連して言及しています。

表面化してくれば、外国人参政権反対派は100%反対しますし、

産経新聞だって黙ってはおかないでしょう!!


もちろん、私も外国人住民基本法案には反対しますが、

今の時点で大騒ぎするほどの代物ではないと思います。


「実は外国人参政権はカモフラージュで、本当は外国人基本法案を通したいのだ」という

主張もあるようですが、「逆だろ!?」と思います。

その理屈なら、より危険と目される内容の法案を通そうとしているように見せかけ、

本当に通そうとしている法案の方がマシだと判断させるという方が、

陰謀論としても筋が通っていると思うのですが…


とりあえず、私案でも読み返して、問題点などについて正確に把握しておきましょうか…

*1:その請願を紹介した議員の一人に円氏がいる。