青少年協議会のパブリックコメントについて
第28期青少年問題協議会答申素案について意見を募集|東京都
http://www.metro.tokyo.jp/INET/BOSHU/2009/11/22jbq200.htm
論点について自分で考え、他の人が送る時に参考になる
資料を作成して載せようとしたら、
まる二日以上いかかってしまいそうので、予定を切り上げて紹介します。
ちなみに、答申素案のURLは、
http://www.metro.tokyo.jp/INET/BOSHU/2009/11/DATA/22jbq201.pdf
です。
パブリックコメントを送ろうと思っている方は、読むことをお勧めします。
答申素案の主なポイントとしては、以下のようなことがあります。
答申素案の主なポイント
1 ネット・ケータイに関する青少年の健全育成について
・青少年にとって安全・安心な携帯電話を、都が推奨する制度を創設すべきである。
・不健全な行為を意図的に行った青少年の保護者に対し、指導・勧告等を行い、責任の自覚を促すべきである。
・青少年が使用する携帯電話について、保護者が容易にフィルタリングを解除できないよう手続きを厳格化すべきである。
・フィルタリングから除外されるべきサイト基準について、実態に照らし、青少年が被害に遭わないものにするため、条例への規定や第三者認定機関への要請等を行うべきである。2 児童を性の対象として取り扱うメディアについて
・児童ポルノを始め、児童を性の対象として取り扱うメディアの根絶・追放のため、機運の醸成と環境の整備に努めるべきである。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/BOSHU/2009/11/22jbq200.htm
・国に対し、児童ポルノの「単純所持」の処罰化を強く要望すべきである。
・いわゆる「ジュニアアイドル誌」へ子どもの売り込みを行った保護者に対する指導・勧告の仕組みを検討すべきである。
・児童を性の対象とする漫画等のうち、著しく悪質な内容のものを、追放の対象として明確化するとともに、「不健全図書」の指定対象に追加すべきである。
・児童・生徒の性行為を描写した、小・中学生を対象とする「ラブ・コミック」を、レーティング(推奨年齢の表示)の対象とすべきである。
ジュニアアイドルに関しては私は擁護するつもりは一切ないのですが、
(と思ったら、ジュニアアイドルの問題にも曖昧さがあり、あらゆるものに波及しかねないという
危惧が多くのブログに載っているようですね。一応、「私が擁護するつもりは一切ない」というのは、
極端に薄いもしくは小さい水着とかを着せた過激な代物のことを指しています。
普通の水着グラビアに波及するのであれば問題であるとおもいますが。)
他の部分は非常に問題があるのではないかと思います。
問題点がまとめられてたコピペがあるので、一応紹介します。
(1)青少年の携帯電話のフィルタリングの解除は、原則不可能にすること。(P28)
(2)コミュニティサイトに、青少年がアクセスできないようにする基準を、条例に導入すること。(P28)
(3)現在のNPOや事業者がかかわるネット・ケータイ教育に「都の指針」でタガをはめてしまうこと。(P30)
(4)年齢を偽って成年向けサイトを利用した子供の親に対する勧告規定を設けること。(P23)
(5)児童ポルノの単純所持規制、および漫画やアニメへの規制を国への上申すること。(P41、P45)
(6)児童を性的対象にしたり、それを助長する行為を追放・根絶するため、都や都民、事業者の責務を規定すること。(P41)
(7)児童を性的対象にしたり、それを助長する漫画やアニメ、ゲームを行為を追放・根絶する姿勢を打ち出し、具体的な実行を打ち出すこと。(P46)
(8)児童を性的対象にしたネット上のCGなどは、青少年だけでなく一般人に対してもアクセスの遮断や削除処置を行うこと。(P46)
(9)不健全図書とはいえない漫画などに対しても、青少年のアクセスを遮断すること。(P46)
(10)18禁ものを扱いうる通販サイトに対しての青少年のアクセス遮断。決済はクレジット等に限定し、また商品を手渡すときも対面した上での本人確認を原則とすること。(P50)
タイトルにあるとおり、東京都は青少年問題協議会答申案に対して
パブリックコメントを募集しています。
募集要項を紹介しておきますので、是非とも参考になさってください。
2 都民意見の募集について
東京都では、上記の答申素案に対するご意見を、広く都民の方から募集します。
1 意見募集内容
第28期東京都青少年問題協議会答申素案
「メディア社会が拡がる中での青少年の健全育成について」
※この内容についての資料は東京都青少年・治安対策本部総合対策部青少年課で配布するほかホームページでもご覧いただけます。
http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/seisyounen/seisyounen.html
2 募集期間
平成21年11月26日(木曜日)〜平成21年12月10日(木曜日)
3 提出方法
ご意見(様式は問いません)と、必要事項(氏名、住所、電話番号)を記入し、以下のいずれかの方法で提出してください。
4 意見提出方法及び宛先
郵送
〒163-8001 東京都新宿区西新宿2−8−1
東京都青少年・治安対策本部総合対策部青少年課計画調整係ファクス
03−5388−1217
「青少年課 計画調整係」宛電子メール
ML-chian04@section.metro.tokyo.jp
件名に「都民意見」と入力してください。
電子データファイルの添付は行わないでください。
それにしても、関口太一都議が、「来月にパブリックコメントを実施する」と
書いていたからいずれ行われるとは思っていましたが、11月中に始まるとは意外でした。
私がこのお知らせを見たのが、26日の夜遅く、寝ようと思っていたところだったので、
自分なりに、より具体的なパブリックコメント用の資料を作ろうとしたら、
もうすこし時間がかかるように感じています。
また、コンテンツ文化研究会によれば、
何が起こったのかは今のところ不明ですが、評議会が大きく方針転換した模様です。
http://icc-japan.blogspot.com/2009/11/blog-post_26.html
都民からとありますが、鳥取の人権条例の際には県外からの批判も大きなプレッシャーになっています。
この件で意見のある全ての方々は、都民でなくとも送ることを当会は推奨致します。
と、評議会が大きく方針転換した模様と書いていますので、
以前はパブリックコメントの募集自体が行われなかったのでしょう。
それとも、都議会で野党が過半数を取ったことと何か関係があるのでしょうか。
あるいは、悪い方向なのでしょうか?
コンテンツ文化研究会の関係者は青少年問題協議会を傍聴しに行っているので、
肌で何か方針転換を感じたのかもしれません。
さて、締め切りは12月10日ですので、
全国の皆さん、どしどしパブリックコメントに参加して下さい!!
ダウンロード違法化の時には8720通のパブリックコメントが集まりました!!
事業仕分けに関する文部科学省のパブリックコメントは1200通を超えたそうです!!
繰り返します!! 締め切りは12月10日です!!
この問題に関心がある人はこぞってご応募ください!!