西村幸祐トークライブレポートその2

さて、先日も申し上げた通り、

一部の方には不愉快な表現がありますので、

ご覧になりたい方だけ、続きをご覧ください。


さて、第二部です。

むしろ、こちらを目当てにトークライブに来た人が多いのではないかと思います。

西村氏の他に、すぎやまこういち氏、三橋貴明氏、藤井厳喜氏を迎えて

第二部が始まります。

メディア・パトロール・ジャパン

安東幹氏が西村氏に送った、自身が元共産党員だった経験から、いかに労働組合

マスコミを牛耳っているかというメッセージを込めたメールを紹介して、第2部が始まりました。


マスメディアは変わらないので、対抗ツールを使わなければならない。

そう考えた西村氏は、佐々木俊尚氏との対談で、「メディア・パトロール・ジャパン」構想を

話ました。そして、それが2月にも稼働するとのことです。


すぎやまこういち氏に話は変わります。すぎやま氏いわく、日本は

「日本軍」と「中国軍」との「内戦状態」とのこと。

メディアでは日本が劣勢で大手メディアは占領されたという。


なお、すぎやま氏曰く、鳩山由紀夫は中ボスで、大ボスは小沢一郎とのこと。

胡錦濤じゃないんですか!!(笑)

というわけで、すぎやま氏は「勇者となって大ボスに戦いを挑んでほしい」と呼びかけました。

もっとも、今は中ボスよりも大ボスの方に対する勇者の攻勢が強まっています。

事実、小沢一郎氏の事務所、陸山会に強制捜索が入りましたし…

もちろん、ここでいう「勇者」は、東京地検特捜部のことですが。


続いて、すぎやま氏はこんなエピソードを話しました。

正月、京都に滞在中に日の丸を掲げていたら、タクシーの運転手に

「すぎやま先生は右翼だったんですか!?」と言われたそうです。

これはひどい

確かに、日の丸掲げる人はあまり見ませんが、それで右翼呼ばわりされてはたまらん。


次は三橋氏の番です。三橋氏曰く、今の状況は幕末に似ているらしい。

自民党のシステムが劣化し、民主党という黒船が来て大騒ぎになっている状態だそうです。

坂本龍馬は江戸末期だからこそ活躍できた。それより100年前なら単なる家臣にすぎなかっただろう。

よって今の世の中には、坂本龍馬のような人材が望まれていると言いました。


中小企業診断士である三橋氏はビジネス的観点が中心。

アメリカで地方紙がつぶれ、大手紙もWSJ以外が危ない状態であると指摘。

また、毎日新聞の2009年上半期の赤字に言及し。

赤字が続いたため、毎日新聞の剰余金は5億円しか残っておらず、

下半期でなくなってしまうほどの金額しか残っていない。

5億円以上の赤字になったら資本金を食いつぶす事態になるんだそうです。

そりゃあ、もちろんWaiWai問題とかで相当嫌っている人が多いのですから、

会場はもう大歓喜。まさにメシウマ状態といったところです。


西村氏の友人に朝日新聞のスポーツ記者がいて、毎年年賀状が来るそうですが、

今年は「もうダメです」と書かれていたとのこと。


産経も危ない。藤井氏はもはや「正論」はいらない、

「撃論ムック」があればいいと言います。

続いて、小沢一郎氏や幸福実現党を批判、

自分の政治学講義をタダで見られるようにしたいと語りました。


三橋氏は自分がリフレ派と攻撃されていることを引き合いに、

タイトルやレッテルがよくつかわれる。枠をつけて攻撃するのは

サヨク反日のやり方である。事実で誰でも反論できると語り、

西村氏は鳩山政権を政権になる前から政権末期と皮肉りました。


さて、メディア・パトロール・ジャパンについて発表されました。

メディア・パトロール・ジャパンのページが固まっているため、

その画像が公表されましたが、私のいた場所からは遠くてよく分かりませんでした。

拡大した画像のリンクがありましたので、紹介します。


簡単に例えるなら、2ちゃんねるを精度をよくして信頼を高めたものだという。

三橋氏はアメリカでブログがジャーナリズム化し、ブロガーが記者会見に呼ばれることから、

アグリケーションなサイトができれば、新聞は負け、偏向報道が分かると言います。

スローガンは「日本が大好き!」。藤井氏らの講座やコラムなどを載せ、

発言したい人がいたらリンクを貼って、多くの人々と情報を共有化することにより、

全てのニュースを検証していこうというものです。


ちょっと長くなるので、はしょってしまいますが、

情報戦略に関連して、西村氏があるメールを紹介しました。

外国人参政権人権擁護法案について一般の人が弾くのではないかという声です。

何も知らない人に広めるための方法を考える必要があるのではないかというわけです。


それに対し、三橋氏はこう提案しました。「愛国心」という言葉に引かれてしまうなら、

「日本が好きだ」と言い換えればいいのではないか。と。

言霊で世界を変える。現実を認めた上で言い換えればいいというわけです。

藤井氏も、その考えに賛同して「新しい方法論を進めていく」と発言しました。


左翼がオルグがうまいように、我々も新しい方法論を考え、

語り方を変えていく必要があると言って、一通り結論となりました。



さて、私の感想になりますが、全体的には面白い話だったと思います。

おそらく、西村氏の主義主張に対する入れ込みが会場内で下から何番目かというぐらいの私でも

トークライブそのものは比較的充実した内容だと思います。


それにしても、メディア・パトロール・ジャパンの全体像はなかなか見えてきませんでした。

トロールというからには、また、西村氏が「マスコミを全てチェックする」と

発言していたからには、「反日」的な偏向報道をするマスコミに対する監視を主目的に

しているのではないかと、私は推測しておりましたが、具体像は分かりませんでした。


闇法案」っていうのは、外国人参政権*1とか、人権擁護法案のように、

保守派の皆さんが「反日」、「売国」と言っている法案のことですよね?

それは分かるのですが、他についてが全く見えてきませんでしたし、


もう少し具体的な内容を聞いてみたかったのですが、質問する人もおらず。

質問する機会もなく、言いっぱなしで終わったのが少し気になるところです。


ライブが終わると、そそくさと楽屋に戻ってしまい、声をかけることすらできませんでした。

私は西村氏とすぎやま氏を中心に、是非とも児童ポルノ法改定に関する見解を聞きたかったのですが…


具体的に私がどのような質問をしたかったかというと、「規制推進派はこんなに反日的だ!!」と、

APP研天皇制中傷発言*2や、ECPATVAWW-NETジャパンのつながりを挙げ、

「平和」、「人権」などとともに、反対しにくい言葉を利用して、

保守派をも洗脳しつつあると言おうと思ってたのですが、残念です…


そういえば、英霊来世のブログには、こう書かれていました。

ああいえば幸祐2!


そしてすぎやま先生は楽屋でDSのドラクエすれちがい通信をされてました(^^


DSのドラクエを持っていなかったのが悔やまれます…。
きっと会場のお客さんでドラクエを持ってきていた方は、
すぎやま先生とすれちがい通信していたハズです。うらやましい…。

http://blog.areiraise.com/?eid=1052923

いや、すれちがい通信どころか、すぎやま先生に話しかけることすらできませんでしたよ

斉藤"七生報国"俊介さん。

すぎやま氏は堀井雄二氏や鳥山明氏よりもDQ9をやり込んでいたそうですし、

おそらく英霊来世のお二人にも声をかけてきたのではないかと思っています。

サインとか握手でもしてもらったんでしょうね…と少し妬んでみる。


会場では、外国人参政権反対と夫婦別姓反対の署名活動が行われていました。

人権擁護法案などに対する署名活動は行われていませんでした。

おそらく、その2つが緊急を要すると判断されたのでしょう…


とまあ、こんな具合でトークライブ自体は面白い内容だったと思います。

いろいろな面で勉強させていただきましたし、ディズニーのプロパガンダ映画や

「桃太郎 海の神兵」についても調べたくなりました。

*1:外国人参政権については、また私の見解、考察に関する記事を作るかもしれません。

*2:恐れ多くて、ここには書けません… もう、これをご覧の皆さんはご存じだと思いますが…