ちょこざいな修正案は許さない

都の漫画児童ポルノ規制条例で自公が修正案を提出へ
 
 
 子供を性的対象にした漫画などの規制を目指す東京都青少年健全育成条例の改正案で、都議会自民党公明党が改正案の修正案を都議会に提出する方針を固めたことが8日、分かった。改正案をめぐっては、都議会最大会派の民主党が都に改正案の撤回を求め、撤回されない場合は否決する意志を示しており、6月議会で反対多数で否決される公算が大きくなっていた。
 
 自公は修正案を提示することで、民主や改正案に反対する漫画家らの批判の根拠をなくしたい考えで、改正案をめぐる議論が白熱しそうだ。
 
 自公の修正案は、改正案の文言が曖昧との批判を受け、改正案で規制対象となる漫画などの18歳未満と想定されるキャラクター「非実在青少年」を「描写された青少年」に、また「青少年性的視覚描写物」を「青少年をみだりに性欲の対象として扱う図書類」に変更するなどした。
 
 さらに、漫画家や出版業界などから改正案が表現の自由を侵害すると懸念を表明していることには、附則で「条例施行3年経過後に検討の上、必要な措置を講じる」ことを規定した。
 
 両会派は11日の都議会総務委員会で修正案を提出する方針。
 
 自民幹部は「改正案の可決を求める署名がすでに5万人近く集まっている。議会で議論することが議員としての責務」としている。

http://sankei.jp.msn.com/life/body/100608/bdy1006081316003-n1.htm

自公両党が修正案を出してきました。

非実在青少年」や「青少年性的視覚描写物」という言葉が批判されたから言い換えたのは自明です。

特に「非実在青少年」は反対派の間でスローガン化しているので、

推進する側としては、目の上のたんこぶだったんでしょうね。

条文がみられないので良くわかりませんが、

より一層規制の対象が広く曖昧な物になったという印象を持つ人も多いようです。


この修正案は、提出前に民主党側にも提示されたそうで、

Twitterをされている民主党都議の栗下善行氏と野上ゆきえ氏がコメントしています。

栗下氏曰く、「問題の本質は変わっていない。」

野上氏の情報によれば、

都議会民主党は、自公の修正案に賛同できないという結論になりました。ゆえに、改正条例案に対しては反対・否決という態度となります。改正条例案については廃案の方向です。伊藤まさき都議のブログで詳しく述べられると思います。

http://twitter.com/nogamiyukie/status/15699199035

とのことです。

言葉を変えただけのちょこざいな修正で、

なおかつ、より曖昧な定義と受け取られるような内容に対しては、

断固として反対していきましょう!!