懲りない石原都知事の発言
石原都知事の所信表明「青少年健全育成条例改正案を早期に提出したい」
2010年度の第3回定例都議会の本会議が21日に始まった。石原慎太郎都知事は所信表明の中で、「東京都青少年の健全な育成に関する条例(青少年健全育成条例)」の改正について言及した。
今議会では改正案の提出は見送られたが、石原知事は「子供たちは、インターネット上に氾濫する有害な情報や悪質な性行為を描いた漫画等を容易に手にすることができる現況にあり、これを放置すべきでないことは誰の目にも明らか」と述べ、早期に改正案を議会に提案したいの考えを示した。
東京都が2〜3月の第1回議会に提出した改正案では、漫画やアニメなどに描かれた「非実在青少年」の規制や、青少年向け携帯フィルタリングの適用厳格化などが盛り込まれた。是非について大きな議論が巻き起こり継続審議となった後、6月の第2回議会で否決されている。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20100922_395693.html
相変わらず石原都知事は懲りる様子はありませんね…
3月の都議会の時のように、「どうせ、子どもが強姦されるような漫画しか規制対象にならないから関係ない」
と思っているのだろうか…
6月の都議会で否決されて以降、業界団体や都議会民主党などに根回ししているようですが、
朝日新聞の記事によれば、民主党などとの調整がつかなかったとのこと。
総務委員を務める伊藤まさき都議によれば、今定例会が終わると、委員会の委員の入れ替えがある
とのことなので、そこを狙っているのでしょうか?
あと、
都青少年健全育成条例改正案:9月提出見送り
東京都が検討している青少年健全育成条例の改正について、石原慎太郎知事は10日の定例会見で「12月議会には出すつもりで修正していこうと思う」と述べ、都議会9月定例会での改正案提出を見送ることを明らかにした。都は18歳未満の性的行為を過度に描いた漫画について、子供への販売を規制するなどの改正案を3月定例会に提出。民主など議会の過半数を占める野党側が「表現の自由を侵害する恐れがある」と反対し、6月定例会で否決されていた。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100911ddm041010167000c.html
の記事における石原都知事の会見内容は、
【記者】青少年健全育成条例なのですけれども、6月議会で否決されましたが、新たな改正案というのを9月議会に提出されるお考えはおありでしょうか。
【知事】今、調整中で、9月の議会に間に合いませんから、第4回定例会には出すつもりで修正していこうと思っています。
【記者】今回提案されない理由というのは、どのようなものなのでしょうか。
【知事】調整中だから間に合わないということ。どこが調整しているか聞いてくれよ、それは担当に。はい、どうぞ。
http://www.metro.tokyo.jp/GOVERNOR/KAIKEN/TEXT/2010/100910.htm
となっていることから、石原都知事は9月の議会に提出できる目処が立っていないという認識のようです。
それにしても腑に落ちないのは「どこが調整してるか聞いてくれよ」という発言。
あんた知事でしょ!?
それぐらいの事ぐらい把握できないのか!?と思いました。
6月に自公が提出した修正案は言い換えにすぎない内容だったようですから、
今回調整が難航したのも言い換えにすぎない内容なのでしょうか…
今は、この問題で下手にしゃしゃり出ない方がいいと考えていて、ある程度の距離を置き
下手な手出し口出しは止めた方がいいと考えるようになっているので、
自分で書くほどのネタも少ないと思っているのですが、それでもある程度のことは
描く必要があると思います。