ユニセフ訴訟はじまる

第1回口頭弁論に行ってきました
 
 
 上記の件に関し、去る2010年9月13日、裁判所の催告に従い、日本ユニセフ協会側の訴訟に反論の意思を示すべく東京地方裁判の第1回口頭弁論に赴いて参りました。
 
 裁判所前は日頃から演説をする人やビラを配る団体などで賑やかなのですが、私の事件公判初日当日は押尾学の公判日と重なり、取材マスコミや傍聴席を求める行列で殺気立った空気に包まれていました。
 
 法廷のフロアに赴いて驚いたのが、裁判スケジュールの緊密ぶり。私の事件の法廷でもよそ様の訴訟が10分刻みに詰め込まれており、
“遅くとも5分前に当事者は法廷に入って来い”
 と催告状に書いてあるにもかかわらず、5分前を過ぎでも前回の裁判の真っ最中。毎日大繁盛なんですね。
 
 開廷しても、今回は第1回目の口頭弁論ということで、ほとんど双方の意思確認+相手側訴状とこちら側の準備書面のチェックのみに終始。
 
 1点だけこちら側がはっきり申し上げておいたのは、これから被告代理人弁護士を選任する、ということ。
 もし名古屋への移送が決まったら、地元で以前から有料相談で聞いてもらってる弁護士さんに事件を受任してもらおうと予定を立てていたのに、移送申立は棄却。即時抗告する手もありますが、素人の力量でこれ以上あがいても埒があきません。
 よって東京管轄の事件として東京の弁護士さんを選出せねばならなくなった訳です。その趣旨を申し述べておきました。
 
 他、裁判長は訴状を咀嚼した上で日ユ弁護士側へ
 「損害賠償事件なのに、きちんと賠償を請求できるような訴状内容になっていない。どこがどう100万円の請求に該当するのか説明がない」
 と苦言。さらに、
【記事全文削除せよ⇒資料のラインマーカー部分を削除せよ⇒指摘部分を削除せよ】
 と、請求趣旨変更の申立を短期間に繰り返し、訴状内容が変転している点を指摘、
 「当初からゴタゴタしている」
 と、損害賠償請求の形にのっとったものに整理してくるよう指南しておりました。
 
 意外と日本ユニセフは準備磐石で私へ砲火を始めたのではなく、とりあえず訴えてやろう、そうすれば相手はすぐ逃げ出すだろう、という気楽なスタンスで訴訟を起こしたのかも知れません。
 
 一方、裁判長は私に対しても、直接的な証言より周辺的な外堀記事ばかりになっていた当方の準備書面第1弾に関して、
 「日本ユニセフ側の請求に同意しないなら、その請求趣旨にそった形で反論するように」
 とのおことば。
 そこで、できたばかりの準備書面第2弾+証拠書類をその場で書記官さんと日ユ弁護士に提出(証拠書類の番号の振り方が違う、と書記官さんからのお叱り有り)。
 
 今回の書面は日本ユニセフが起こした事件の新聞記事や黒柳さんの書籍のコピーなど、出所のはっきりした証拠書類中心なので、前回よりは直接的な相手への反論になっていると思います。でもそれも素人のまとめたものなので、戦力はたかが知れていますが。
 
 そんな軽い打ち合わせと書類の提出のみで、今回は閉廷。次回公判は2010年10月13日(水)、708号法廷で午前10時半からです。
 
 因みに当日傍聴席にいらした方は、確か5、6人程度。原告席は弁護士のみ。日本ユニセフ広報の中井氏は開始前にみかけたんですが、傍聴していただけのようです。

http://kitaharak.exblog.jp/15136834/

「止めろ!規制社会・監視国家ブログ版」のkitaharakさんが

日本ユニセフ協会に訴えられていた裁判が始まりました。

状況はkitaharakさんが語ってくれています。

第1回ということもあり、意思確認や証拠書類の提出などといった手続きで終わった模様です。


ユニセフ協会側の主張がコロコロ変わったことは、ユニセフ協会にとってマイナス材料になりそうです。

少なくとも、ユニセフ協会の主張が完全に通るということはなさそうに思えます。

「とりあえず訴えてやろう」的な態度で裁判を起こされたらたまったものじゃないでしょうね…

私もてっきりユニセフ協会側は周到に準備していたものかと思いましたが…

何らかの方法でkitaharakさんの実名と住所を入手していたぐらいですから。


ただ、日本ユニセフが起こした事件の新聞記事や黒柳徹子氏の書籍のコピーなどを資料として提出しても

ユニセフ協会はユニセフとは別団体」などという主張の正しさを証明する材料になるかは、

私には分かりかねます。おそらく、そうはならないのではないかと思いますが…

これからの抗弁がどうなるか、動向が気になるところです。


それにしても、名誉毀損の裁判って後付けで勝てるものなんでしょうかね?


次回は10月13日。こうして、毎月(?)東京の裁判所に行くだけでもかなりの労力の消費になりますからね…

仕事でも趣味でもないのに、多額の費用を負担させられているわけですから、大変ですよね?

私も傍聴に行きたいけど、時間的にも他の事情を考えても無理ですからね…

もし昼間たかし氏や阿曽山大噴火氏らが行くのであれば、話を聞いてみたいと思いますが…