表現規制問題に関する情報収集をしてみた。(1)

最近、2ちゃんねるの議員・選挙板内の

児童ポルノ禁止法改悪推進議員には投票しません!9

というスレッドなどを見て規制問題に関する情報をチェックしています。


そんな中で、非常になるほどと思わされたのが以下の文章です。

この活動の最大のポイントは、



表現の自由を使うな。児童の人権を使え」



 ですね。
 漫画ファンの人からすれば、奇妙なロジックと思われるかもしれませんが、元々児童買春・児童ポルノ禁止法は、虐待児童の人権を保護する為に設立された法律であり、「表現の自由」なんて無関係な法律なんですよ。最大に取り締まるべきはポルノではないんです。ポルノの制作過程、つまり性的虐待です。性的虐待を取り締まるのに、何で表現の自由が関係してくるんです?児童ポルノの販売は、虐待者に資金を提供し、それを援助する行為だから禁止されているのですよ。



 児童買春・児童ポルノ禁止法は、虐待児童の人権擁護を目的とする個人法益保護法です。
 もし、この法律が猥褻物取締法のような、社会法益保護法なら、ガチンコでぶつかるのは「表現の自由」ですけれど。



 所謂、規制推進派の人達は、ここを意図的にスライドさせてるんですね。社会法益保護法とする為にです。ですから、推進派が「表現の自由との兼ね合いが……」とか言い出したら、反対派の人は、「表現の自由は大切だ!」と叫ぶべきではないのです。表現の自由を持ち出した段階で、この法律は社会法益保護法であると、追認してしまう事態になるからです。つまり、最初から相手の土俵で戦う羽目になってしまうのです。

http://www7.atwiki.jp/epolitics/pages/52.html

これを見て、id:Quietworksさんが以前おっしゃっていた、

規制推進派が「“規制反対派が自己の利益を拡大するために児童の権利を蔑(ないがし)ろにしている”かのような印象操作」をしているといっても、規制反対派を貶める風説が意図的に流布されているということではありません。

“児童の権利が表現の自由よりも尊い”という前提が広く受け入れられる状況下、規制推進派が“児童の権利の保護”を掲げた時点で、規制反対派が“表現の自由”を掲げれば不利になるような罠が成立しているということです。

規制推進派がどこまで意図したのかは定かではありませんが、規制反対派は“表現の自由”と“児童の権利の保護”を対立させる罠があることを意識しなくてはなりません。

http://d.hatena.ne.jp/Quietworks/20081129/1227954531

という言葉の意味が少しわかってきました。

Quietworksさんはそういうことをおっしゃってたんですね。

しかし、児童の人権を使うのって結構難しいんですよね…

どうやって表現規制が児童の保護につながらないかを

論破するかっていうのが一番難しいんですよ。


児童ポルノ法改定に反対するFAXの文章を発見したので、自分なりにチェックしたいと思います。

愛国議員を守れ!超危険法児童ポルノ法改悪反対にご協力を
冤罪で愛国議員が消され、犯罪が増える悪法の阻止をお願いします。
陳情書の例文をとある場所から拾いました。本人にも転載許可済みです。
愛国議員を守るという意味は、理由の欄を読んでいただくとわかります。(拡散推奨)


(中略)


私はペドフィリアではありません。しかし新児童ポルノ法案はネットのまとめサイトを見ると
非常に問題の多く、現状でも何も被害がないのに規制する意味がないと思うからです。
そして他国ではポルノ自体を禁止し犯罪が激増したデータがあります。
日本もそれは同じだったと記憶しています。
この法案はこれから生まれてくる子供達を守るとは程遠い内容だと思います。


それ以上に心配しているのは、アメリカでは冤罪が出まくりで
選挙の対立候補者潰しにも使われている事実があることです。
愛国議員がこの新児童ポルノ法案に潰されるのが容易に予想できます。
ある政党支持者は全国で組織的に麻生総理のポスターを破ったり
自分達に不利益な講演会の公演者の車をパンクさせたり
バールで給油口をこじ開けて異物を混入したり
政治家のブログを毎日執拗に荒し中傷し酷い連中が現実にいます。
実害例がないのにアグネスとかいう外国人の署名で規制し
犯罪の増加や悪用が目に見えてわかるような法案は通さないで欲しいと切に願います。

http://www28.atwiki.jp/faxyousei/pages/25.html

まず、文章がおかしい。いきなり「私はペドフィリアではありません。」

なんてかいたら、かえって怪しまれるのではないでしょうか。

居酒屋談議や床屋談義とは違うのですから「アグネスとかいう外国人」という言葉を

政治家に送る文面にするのはあまりにもナンセンスです。


論旨も全くまとまっていません。もっと具体的な例を出すべきです。

「ある政党支持者」の例では意味不明で人の心を動かすまでにはいかないでしょう。

ですから、私が何度も主張してきたとおり、北朝鮮工作員に悪用されるなどと

具体的な対象を挙げて恐怖を植え付けるべきなのです。

水間政憲氏も規制反対派だった!!


あと、個人的に驚いたのは水間政憲氏が児童ポルノ法改定に反対していることです。

右翼的なので規制賛成派*1なのではないかと思っていたので、

あるいは、大した問題意識を持っていないと思っていたので、非常に意外な印象でした。


2ちゃんねる、議員・選挙板のスレを見ていると、水間氏も明確に反対しているとのことだったので、

ソースを確かめてみると、あるサイトでこんな文章を発見しました。

国益優先順位』 (水間政憲) 2009-01-04 12:17:23


ネット上に蔓延している「反日法」に対する不安は、
確かにそれぞれ国を弱体化させる由由しき問題です。


しかし、津波のように押し寄せてくる「反日国家解体法」に対して、
浮き足立ってバラバラに対処していては敵の思う壺です。
そこで『日本鎮護』を成就するため、皆様が「反国家解体法」
対処順位を認定して、ネットの力を最大限に活かす必要があります。


その第一は、国家主権に直結する反日法阻止です。それには、
国籍法・外国人参政権・ 1000万人移民推進阻止を主要ターゲットにして、
付随する偽人権擁護法案・ ノービザ観光客推進・児童ポルノ法(法律の
悪用の防止策)を監視・阻止するために、日常的に国会議員へ問題点を
継続して手紙・FAXで要請することが重要なのです。


国会で審議する前の段階で「反日法」を潰すのがベストです。
現在、緊急を要する問題は、外国人犯罪者第一・二の韓国・
中国へのノービザ観光推進阻止です。中国観光客の添乗員
廃止など言語道断です。


観光客の逃亡実態を記載して、外務委員会・国交委員会に
所属している国会議員を中心にFAXで要請しましょう。


ネットだけ転載フリー。


ジャーナリスト水間政憲


FreeJapan 国益最前線・水間政憲 http://www.freejapan.info/
mixi 国益最前線・水間政憲 http://mixi.jp/view_community.pl?id=3908168

最後に水間氏のサイトのURLが載っていますし、文章を見ても

元は水間氏本人の文章でしょう。


確かに水間氏は児童ポルノ法改定に反対しているようですね。

なら、児童ポルノ法改定案も、国籍法の時のように

騒ぎ立てて潰してくれればありがたいんですがね。

ウヨの手でもサヨの手でも借りたいぐらいですよ。本当に…

*1:瀬戸弘幸氏は規制反対派でしたが…